弊社の起源は、長崎県北松浦郡鹿町町(現在は佐世保市鹿町地区)にてFRP製の漁船や海上タクシーを製造していた共立レジンクラフト(株)にあります。

同社は1981年(昭和56年)より高田工場にて人工大理石製造を手掛けておりましたが、1983年(昭和58年)に同工場を分離吸収。共立産業(株)を設立し、同年より人工大理石製造を開始致しました。

残念ながら、共立レジンクラフト(株)は後にヤンマーディーゼル(株)様に企業譲渡され名を残すことは出来ませんでしたが、1980年代に人工大理石で朝シャン用の洗髪洗面カウンターを国内で初めて手掛けるなど、設立以来引き継がれた技術を磨き上げながら、大手住宅設備機器メーカー様を中心に洗面化粧台やトイレ手洗い用カウンター、キッチンカウンターなどを供給して参りました。これまで積み上げてきた技術と経験は、40年以上経った今でも複雑な形状の人工大理石を成形する上で欠くことの出来ない型の設計や、製品製造の向上に大いに生かされております。

近年では、これらを生かした革新的な製品作りへの取り組みとして、弊社初となる独自製品開発に力を注いでおります。未経験の事態に直面することも多く苦労することも少なくありませんが、従業員一同、より一層の努力と試行錯誤を重ね開発に尽力しております。

最後にはなりますが、今後も共立グループ創業よりの社是の一つでもあります「良い品を安く、愛される商品づくり」を心掛けて参ります。何かと変化の多い時代ではございますが、これからも「良い品」づくりが出来る会社づくりを目指して取り組んで参る所存です。皆様からの御指導・御鞭撻の程よろしくお願い申し上げます。

代表取締役社長　池内　宏